友野一希選手は、男子フィギュアスケート選手であの羽生結弦選手から影響を受けた選手の1人だったようです。
友野一希選手が羽生結弦選手からもらった手紙がSNSにあがり感動したと話題になっていました!
そこで友野一希選手と羽生結弦選手の感動秘話をご紹介していきます。
友野一希・プロフィール&経歴
- 名前 友野 一希(ともの かずき)
- 生年月日 1998年5月15日
- 血液型 B型
- 出身地 大阪府堺市
- 出身大学 同志社大学スポーツ科健康科学部(2021年卒業)
- 所属 セントラルスポーツ
経歴
- 2016年 全日本ジュニア選手権優勝
- 2016年 ジュニアグランプリシリーズリュブリャナ杯3位
- 2017年 USインターナショナルクラシック5位
- 2018年 世界選手権5位
- 2018年 ロステレコム杯3位
- 2018年 全日本選手権4位
- 2021年 ロステレコム杯3位 2022年 四大陸選手権2位
友野一希は苦労人
友野一希選手がスケートを始めたのは4歳の時でした。元々友野一希選手の母親がフィギュアスケートをされていてその影響で始めたそうです。
ジュニア時代はソチオリンピック代表でもあった町田樹さんが居た大阪府臨海スポーツセンターで練習を重ねていました。
大阪府臨海スポーツセンターには厳しい指導で知られていた平池大人コーチがいて平池コーチのもとで練習に明け暮れていたそうです。
ジュニア時代の友野一希選手はジャンプが苦手で3回転のコンビネーションジャンプや3回転アクセルを習得するまでかなり時間がかかったようです。
それも影響してかジュニア時代ではジュニアグランプリシリーズの選考会に3回落選していたり幼少期から成績が良かったわけではないようですね。苦しいジュニア時代だったようです。
またシニアに移行後、2018年に世界選手権で5位に入賞すると日本代表のプレッシャーが重くのしかかり世界選手権以降、一時は本来の友野一希選手の演技ができなくなってしまったそうです。
それ以降もグランプリシリーズや世界選手権などでは、補欠から急遽繰り上げで出場する機会が多かったとのこと。
この補欠に対しては慣れっこのようで「補欠からの出場は慣れている」と語っていたそうです。そんな友野一希選手に対してコーチの平池大人コーチは次のように評価しています。
幼いころから友野を指導する平池大人(たいじん)コーチ(41)は「彼はいきなりは変わりません。一歩一歩の子です」と語る。
引用元:4years.
そして度重なる補欠からの繰り上げ出場だった友野一希選手。補欠からの出場となっても好成績を残し続けることからファンの間で「代打の神様」と呼ばれるようにもなったそうです。
友野一希の代打歴
「代打の神様」とまで言われる友野一希選手は一体どのくらいの代打出場してきたのでしょうか。
2015-2016シーズン 世界ジュニア選手権
代打出場のスタートはここからでした。世界ジュニア選手権で、日本男子シングルの出場枠は3つ。
その時エントリーしていた山本草太選手が出発直前の練習で右足首を骨折していまい世界ジュニア選手権の出場を辞退したため繰り上げで出場となりました。
結果はSP、フリーともに自己ベストを更新しトータル15位で自己ベスト更新しています。
2017-2018シーズン グランプリシリーズNKK杯
NHK杯に出場予定だった村上大介選手が病気により欠場となったため、友野一希選手が代打でGPシリーズとしては初出場となりました。
結果はSP自己ベスト更新、フリーでは転倒みられ自己ベスト更新とはならなかったもののトータルポイントで7位と自己ベスト更新させました。
2017-2018 世界選手権
2018年3月にイタリアのミラノで行われた世界選手権では、友野一希選手は元フィギュアスケート選手の無良崇人さんに次いで補欠二番手でした。
この時、代表に選ばれていた羽生結弦選手が右足首の怪我により欠場、無良さんも出場を辞退したため繰り上げで友野一希選手が初となる世界選手権出場を獲得した。
結果はSPで自己ベスト更新し11位、フリーでも大きく自己ベストを更新して総合5位入賞と自己ベストを更新しています。
また、この世界選手権の成績によって特別強化選手に指定される大健闘ともなりました。
2019-2020シーズン 四大陸選手権
2020年2月に行われた四大陸選手権では補欠1番手でしたが、代表選出された宇野昌磨選手が海外拠点を理由に出場を辞退し、友野一希選手が繰り上げ出場し、2年連続四大陸選手権出場となりました。
結果は、SPでは自己ベスト更新してスタート、フリーでは自己ベスト更新しトータル251.05点を獲得し自己ベスト更新7位となっています。
2021-2022シーズン 世界選手権
2022年3月に行われる世界選手権では補欠二番手でした。
代表に選ばれていた羽生結弦選手が北京オリンピック中の右足首の捻挫により出場辞退し、補欠一番手だった三浦佳生選手も左大腿四頭筋の肉離れにより棄権したため友野一希選手が繰り上げ出場となりました。
この時すでに5度目の代打出場となった友野一希選手。こうしてみると見事に代打出場した際の自己ベスト更新の度合いがすごいですね!
もちろんストレートに代表入りした大会もありますが、思ったより結果が振るわないことの方が多い気がしました。そのため、どうしても代打出場の際の自己ベスト更新具合に目が行ってしまいます。
代打出場となると気持ちが少し軽くなり思いっきり演技ができるのでしょうかね。底力が発揮されるのかもしれません。
運も実力の内と言いますが、友野一希選手はまさに強運の持ち主と言えますね。「代打の神様」と言われる所以が分かった気がします。
ここぞという時には力を150%も発揮してくれる友野一希選手には、ファンも頼もしさを感じているようですね!
友野一希の背中を押した羽生結弦からの手紙
そんな強運の持ち主・友野一希選手はもともと羽生結弦選手の大ファンだったそうです。なんと羽生選手にファンレターも送っていたそうですよ!
そしてファンレターの返事が来たのが、当時友野一希選手が13歳の頃で、2011年に「THE ICE」に羽生結弦選手と共演したときだったそうです。
羽生結弦選手からファンレターのお返しの意味も込めて直筆で激励の手紙をもらったそうです!
こちらがその手紙です。
それまでは、楽しいからスケートをしているという感じで、合宿にも参加しない緩い感じだった友野一希選手。
羽生結弦選手からこの手紙をもらったことがきっかけで友野一希選手は本気でフィギュアスケートに取り組み始めたそうなんです
当時すでに超有名人になっていた羽生結弦選手。そんなすごい人から「ライバルとして」会えるのを楽しみにしてもらえるなんて感激ものです!
それにしても、将来日本代表の選手に選ばれるほどの選手を目覚めさせてしまう羽生結弦選手のパワーは偉大ですね!
そして念願のライバルとして初めて同じ土俵にたったのが2018年のグランプリシリーズのロステレコム杯でした。なんと同じグループで戦えることになったんです。
この時の空気感は半端なかったでしょうね。きっと羽生結弦選手のオーラをひしひしと感じ取っていたことでしょう。
さらに2020年の四大陸選手権でも補欠からの代表入りだったものの羽生結弦選手と同じ舞台に再び立てる友野一希選手の運と努力の成果だったんです!
まとめ
友野一希選手の経歴をじっくり見ていくと、努力が結果にイマイチ結びつかず苦労人だったことがわかりました。
それでも羽生結弦選手からパワーをもらい、自分と向き合いこつこと努力をした結果が遅咲きながらも開花し始めてきているようですね!
強運も味方につけ、今後友野一希選手は日本代表選手として素晴らしい演技を披露してくれることと思います。今後の友野一希選手の活躍を益々応援したくなっちゃいますね!
最後までお読みいただきありがとうございました。