第99回箱根駅伝において、立教大学を55年ぶりの出場に導いた立役者である、上野裕一郎監督。
しかし、陸上競技部員との不倫が報じられ、第100回箱根駅伝予選会のチームから解任されることが分かりました。
そんな上野裕一郎さんですが、学生時代の成績がものすごい!と話題になっていたようです。
今回は、上野裕一郎さんの経歴について、調査しました!ぜひ、最後までご覧ください。
上野裕一郎の中学時代
上野裕一郎さんは、岸野小学校卒業後、野沢中学校に進学しました。
中学時代は陸上をしておらず、軟式野球部に所属しており、三塁手として活躍していました。
小学校4年生~中学3年生まで野球少年だった上野裕一郎さん。
野球部を引退した中学3年生の半年間だけ、陸上部に入ったそうです。
野球が大好きな上野裕一郎さんでしたが、走ると一番早かったので、走るのも大好きでした。
中学の駅伝大会にも出場しており、陸上部の監督が、名門・佐久長聖高等学校の両角速監督と知り合いだったため、転機が訪れます。
上野裕一郎の高校時代
現在、両角速監督は東海大学のコーチですが、当時は高校の陸上部監督でした。
両角速監督は上野裕一郎さんを見て、「フォームはバラバラだけど手足が長くてスケールの大きさを感じる」と、佐久長聖高等学校に勧誘します。
高校では入部時から「世界記録を出す」と宣言し、両角速監督に指導をうけ、クロスカントリーコースなどで鍛えました。
上野裕一郎さんの長距離ランナーとしての人生は、両角速監督との出会いからスタートしました。
上野裕一郎さんは大学以降も多くの指導を受けましたが、今でも基礎には両角先生の教えがあるそうです。
高校1年生のときから駅伝大会に出場し、区間賞や10000mの日本高校記録を樹立します。
- 2001年:第52回全国高等学校駅伝競走大会 2区区間賞
- 2002年:日本体育大学長距離競技会5000m 日本高校2年歴代2位
- 2003年:第8回全国都道府県対抗男子駅伝 5区区間賞(17人ごぼう抜き)
- 2003年:長崎インターハイ1500m 5位(日本人1位)(日本高校歴代4位)
- 2003年:長崎インターハイ5000m 5位(日本人1位)
高校3年生になるころには、実業団や大学生に混ざって走り、自己ベストを記録しています。
陸上を始めたのが高校からというのは、信じられないほどの記録です。
上野裕一郎の大学時代
上野裕一郎さんは高校卒業後、中央大学法学部に進学しました。
大学時代も、1年生で箱根駅伝に出場するなど、大活躍しています。
ただ、全てが順風満帆ではなく、2005年に開催された箱根駅伝では、1区に大抜擢されたものの、体調不良や故障で19位という結果となりました。
大学2~4年生までは、箱根駅伝で3区を任されており、3年生の時には9人のごぼう抜きを見せ、区間賞を獲得しています。
また、トラック競技においては、国体やインカレ、全日本学生陸上で1位を記録したりと、輝かしい成績を残しました。
中央大学時代は「スピードキング」と呼ばれており、現在の「日本一早い監督」と言われる礎を築きました。
- 2005年:第84回関東学生陸上競技対校選手権大会 1500m/2位、5000m/5位
- 2005年:第89回日本陸上競技選手権大会 1500m/4位
- 2006年:第85回関東学生陸上競技対校選手権大会 5000m/3位
- 2006年:第75回日本学生陸上競技対校選手権大会 5000m/4位
- 2007年:ナイトオブアスレチックス 5000m/3位(自己ベスト)
- 2007年:第86回関東学生陸上競技対校選手権大会 5000m/優勝
上野裕一郎の社会人時代
大学卒業後の2008年には、エスビー食品に入社し社会人ランナーとなります。
社会人となっても、日本陸上競技選手権大会で優勝したり、東アジア競技大会や、国際大会にも出場しています。
2013年には、DeNAに移籍し、2018年12月からは立教大学陸上競技部の男子駅伝監督に就任していますが、競技を続けています。
現役選手として競技を続けながら、指導もするという新しいタイプの監督でした。
2022年11月の日本体育大学長距離競技会では、5000mを13秒39秒95という日本人トップの走りを見せました。
そんな栄光に輝く上野裕一郎さんですが、このたびの不倫騒動で、大学から解任されたことが分かりました。
まもなく第100回箱根駅伝予選会がおこなわれますが、チームは予定通り出場します。
原田昭夫総監督か、林英明コーチが暫定監督として指揮するようです。
まとめ
今回は、上野裕一郎さんの経歴について、紹介しました!
上野裕一郎さんは高校から本格的に陸上を始め、すぐに頭角を現し、スーパールーキーと呼ばれていました。
中央大学時代も数々の記録を樹立し、競技者と指導者という二足の草鞋を履く新しい監督として期待されていただけに、非常に残念ですね。
今後の情報にも注目ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。