日本のプロバスケリーグ(Bリーグ)、千葉ジェッツに所属している富樫選手。
Bリーグの年間ベスト5を6年連続で受賞するという活躍を見せています。
167cmというバスケでは不利といわれる小柄な体格ですが、持ち前のスピードと得点力で今現在活躍されています。
2019年に日本人初プロバスケットボール選手の1億円プレーヤーとなり、今やBリーグの顔と言っても過言でないでしょう。
2021年に行われた東京オリンピックに日本代表として出場し、今後行われるワールドカップの代表にも選出されています。
プロ選手ともなると身に付けるアイテムにはこだわりがあります。
特にバスケットボールでは激しい動きが必要となるため、シューズ(バッシュ)は重要なアイテムとなります。
富樫選手はこれまでどのようなバッシュを好んで履いてきたか、調査しました。
富樫選手のバッシュへのこだわり
富樫選手はNIKEと契約しており、試合ではNIKEのバッシュを着用しています。
NIKEとの出会いは、16~17歳のアメリカ挑戦時代に「オールアジアキャンプ」というイベントに参加したことがきっかけだそうです。
このイベントは、アジア各国からトップクラスの選手が集う大規模なイベントで、そこに参加した際にNIKEの方と交流が始まったそうです。
富樫選手はアメリカのモントローズ・クリスチャン高校に在籍していました。
この高校は、当時数少ないジョーダンブランドのスポンサーチームだったようで、このころからNIKEとの縁があったようですね。
富樫選手はバッシュを選ぶ際、実際に履いてみた時の直感を大事にしているようです。
ここ数年はカイリー・アービングのシグネチャモデルの「カイリー」シリーズや、「ハイパーダンク」シリーズを好んで履いているようです。
カイリー・アービングはNBA屈指のボールハンドラーで、ドリブルで切り込んでのシュートあり、アウトサイドのシュートありの攻撃型ポイントガードです。
まさに富樫選手と共通点の多いプレースタイルであり、このような動きを参考に開発された「カイリー」シリーズは、富樫選手にもフィットするのでしょうね。
デザインは、千葉ジェッツのチームカラーである赤か、シンプルな白を好んで選んでいるようです。
黒や暗い色は好みではないようですが、近年は黒いバッシュも履いています。
2016-2017シーズン「Nike カイリー1」
2016-17シーズンでは「カイリー1」を履いていました。
2015年に発売された、カイリー・アービング初のシグネチャモデルのカイリー1。
カイリーのスピードと俊敏な動きに適したシューズを目指して作られました。
アッパーはハイパーフェーズ構造というメッシュを使用した構造となっており、軽量で丈夫な作りを実現しています。
アウトソールは「ヘリンボーンパターン」が採用されており、グリップ力に優れています。
また、クッショニングシステムがつま先部分にも採用されており、急激なストップ時にかかる足の負担を軽減してくれます。
カラーバリエーションも豊富でデザイン性も優れており、世界中で人気となりとなりました。
現在では、スポーツショップ等の店頭で見かけることはなく、ネットショップで海外からの購入手段がメインです。
プレミアが付いて値段が上がっており、気軽に手に入れることが難しいモデルとなっています。
2017-2018、2018-2019シーズン「Nike ハイパーダンク2017」
2017-18シーズン、2018-19シーズンでは「ハイパーダンク2017」を履いていました。
分厚いソールが特徴的なハイパーダンク2017。
その分グリップ力はよく、どんな方向でもコートを噛む感覚が得られます。
エアではなくリアクトを使用しており、全体的に軽い作りとなっています。
履きやすさやフィット感にも優れており、スピード重視の激しい動きのプレーに最適です。
デザインはシンプルでどんなユニフォームにも合うでしょう。
Lowカットモデル、フライニットモデルなど様々なバリエーションが発売されました。
Bリーグでは富樫選手の他に、ベンドラメベンドラメ礼生選手(サンロッカーズ渋谷)や比江島慎選手(宇都宮ブレックス)が履いていました。
このシューズも、スポーツショップ等の店頭で見かけることはなく、ネットショップでの購入となります。
同様に値段が上がっており、手に入れることは難しくなっています。
2019-2020シーズン「Nike カイリー5」
2019-20シーズンでは「カイリー5」を履いていました。
カイリー・アービングのシグネチャーモデル5作目。
前作のカイリーシリーズのシンプルなデザインとは異なりひと際目を引くデザインとなっています。
アッパーにはフライトラップ(食虫植物)をイメージしたオーバーレイが搭載され、靴ひもを締めたときの足のホールド感がアップしています。
メッシュ素材で通気性や柔軟性に優れいています。
アウトソールはサイドを包み込むような形の作りとなっており、足全体をホールドしスライドステップ時にも対応できる作りとなっています。
フィット感、履き心地がよく、デザインも多くのバリエーションがあり、今なお愛用するプレーヤーが多いシューズてす。
やはり店舗では見かけることはなく、ネット販売で購入することになります。
値段は高くなってきていますが、多くのモデルが発売されており、物によっては在庫があるようなので比較的購入しやすいかもしれません。
2020-2021、2021-2022シーズン「カイリー 7 」
2020年以降は「カイリー7」を履いています。
カイリー・アービングのシグネチャーモデル7作目。
前作のモデルよりもさらに「クッション性」・「フィット感」・「軽量性」を高めたモデルになっています。
アッパーは3レイヤーメッシュ素材で、フィット感、通気性、軽量性に優れた構造です。
アウトソールは科学的な分析のもと開発された構造が採用され、360度どの動きにも対応できるようになっています。
デザインでは、カイリー1を彷彿とさせるギザギザ模様が特徴的。
カラーバリエーションも豊富で、富樫選手も試合に応じて様々なカラーを履いています。
最新モデルとなりますので、ナイキ公式サイトでも購入可能ですし、スポーツショップなどの店舗でも見ることができるでしょう。
価格については、ほとんどが定価で購入可能です。
多彩なカラーバリエーションがありますので、他の人と被らない一足を選ぶことができます。
2021-22シーズンの富樫選手。
黒の「カイリー7」を履いています。
2020東京オリンピックでの富樫選手。
赤のカイリー7を履いています。
2022年アジアカップの練習風景。
シーズン中とは別の黒いカイリー7を履いています。
まとめ
富樫選手の履いているバッシュを時系列でまとめました。
- 2016~ Nikeカイリー1
- 2017~ Nikeハイパーダンク2017
- 2019~ Nikeカイリー5
- 2020~ Nikeカイリー7
NIKEと契約しているのでNIKEのバッシュを履いています。
スピードが特徴な富樫選手なので、俊敏な動きに対応でき、軽量なシューズを選択しています。
カイリーシリーズは富樫選手のプレースタイルに合っているようで好んでいるようですね。
富樫選手のこれからの活躍に期待し、いずれは「トガシモデル」がでると面白いですね。