2021年も後わずか、年明けに開催される箱根駅伝のシーズンが近づいてきました。
箱根駅伝で注目ポイントのひとつ、往路ゴールの山登り!
第5区の中でも特に優秀な成績で、応援した人々の記憶に残る選手を“山の神”と呼びます。
今回は、“山の神候補 宮下隼人選手”についてまとめてみました。
宮下隼人選手のプロフィール
- 名前:宮下隼人(みやしたはやと)
- 生年月日:1999年10月15日
- 出身:山梨県富士吉田市
- 経歴:富士吉田市立明見中学校→富士河口湖高校→東洋大学
- 趣味:お菓子作り
ベスト記録
- 10000m: 28分37秒36
- ハーフマラソン:1時間4分59秒
- 箱根駅伝区間最高記録(2020年):1時間10分25秒
宮下選手の高校・中学時代は?
出身中学:富士吉田市立明見中学校
出身高校:富士河口湖高校
どちらも富士山のふもとの学校です。
山梨は起伏の激しい地形で、登りの練習にはピッタリです。
また、高校の富士河口湖は標高が高い位置にあり、毎日が高地トレーニングになります。
山に強くなったのは、出身地でトレーニングを積んだ成果かもしれませんね。
今では”山の神”に期待される宮下選手ですが、中学高校時代は無名の選手でした。
当時は、3000m障害に取り組んでいて、南関東大会8位の実績がありました。
しかし、全国レベルの大会は、高校時代に山梨県代表として出場した都道府県対抗駅伝のみです。(結果は4区で13位と、47チームの中では好走だと思います。)
注目を浴びるきっかけは?
2019年5月に出場した関東学生対校選手権男子ハーフマラソン(関東インカレ)で2位の活躍を見せました。1位は外国人選手のため、日本人ならトップの成績です。
レース後、宮下選手はメディアに対して
「5区を柏原さんのように走りたい」
と5区への熱い思いを語りました。
そして、箱根駅伝2020年で5区に選ばれて、最高区間記録を達成しました。
柏原さんとは「2代目・山の神」と呼ばれた柏原竜二さんです。
宮下選手は、柏原さんの大学4年のときに見せた走りにあこがれて、東洋大学に入学したそうです。
箱根では5区を走りたいです。今回のハーフマラソンに出るにあたって、今年5区を走った東海大の西田さん(壮志、3年、九州学院)を意識してたところもありました。
勝ててよかったです。5区を任せてもらえればしっかり走って、往路優勝のゴールテープを切りたいです
4years.asahi.
趣味はお菓子作り!
姉が作るお菓子作りを手伝っていたら、その楽しさにめざめたそうです。
バレンタインデーやクリスマスなどのイベントで、監督やスタッフ・チームメイトに手作りのお菓子を渡しています。
カヌレを選択するところもすごいですが、お菓子の出来栄えはもちろん、ラッピングにまで気合いを入れています。
イケメンな宮下選手は、エプロン姿も似合っていますね。
そして、ある時はマカロンも作っています!
スタッフ・チームメイト合わせて60個。
始めてなのにキレイな仕上がりで、とても美味しそうです。
チームメイトからも好評で、宮下選手のチームへの熱い思いを感じます。
そして、宮下選手のこだわりの強さも見えますね。
最後の箱根駅伝に向けて
2年連続で全日本駅伝のアンカー、箱根駅伝の5区を走りました。
大学の4年目はキャプテンの大役を任され、責任感のある立場で最後の1年を迎えます。
しかし、前半シーズンはケガに苦しむ日々が続きました。
箱根駅伝(2021年)で5区を走る途中で、脛(すね)に痛みを感じ、それが疲労骨折と判明しました。そのため2〜3ヶ月ほどの走れない期間が続きます。
走れるまで回復しても、今度は走れない期間を取り返すため、無理をしてしまい故障期間が長引くことになりました。
ケガの影響で出雲駅伝ではエントリーから外れましたが、全日本大学駅伝ではアンカーの8区を走り切りました。
テーピングを巻きながらではありますが、悪くない走りでした。
箱根駅伝までにしっかり足を直して、快走する宮下選手のすがたをみたいものです。
将来は「オリンピックのマラソン代表になりたい」
酒井監督が主将に任命したのも「世界で戦える選手になってほしい」と期待を込めているそうです。また、宮下選手も多くの先輩の姿を見て「オリンピックのマラソン代表になりたい、という意識が強くなりました」と語っています。
近い将来、日の丸を背負った宮下選手の活躍を見てみたいですね。
宮下隼人の進路はコニカミノルタ!?
宮下隼人選手は、卒業後はコニカミノルタに就職する事が決まっているそう。
酒井俊幸監督も東洋大学から1999年にコニカミノルタに入っています。
そして、コニカミノルタがニューイヤー駅伝で優勝した時に活躍しています。
東洋大学からは、設楽悠太選手など活躍した選手が何人か進路として選んでいます。
まとめ
お菓子作りが趣味で、マラソンとパテシェの二刀流の宮下選手!
中学高校では無名の選手でしたが、大学から頭角を現した後咲きの選手です。
中学高校時代の地道なトレーニングが結んだ成果かもしれませんね。
大学で結果を出して、有言実行の箱根駅伝5区を走りました。
そして、区間最高記録の活躍も見せています。
箱根駅伝では、ケガを克服して“山の神“と讃えられる宮下選手に期待しています。
コニカミノルタに入っても活躍が楽しみですね!
最後まで見ていただき有難うございました。
一緒に宮下選手を応援しましょう!