大相撲初場所が開幕し、東幕下5枚目の木竜皇(きりゅうこう)の活躍が期待されていますね。
父は元幕内・時津海で、元時津風親方です。弟も力士という相撲一家で育っています。
今回は、木竜皇の父や兄弟について、調査しました!ぜひ、最後までご覧ください。
木竜皇の父は元幕内・時津海!
木竜皇の父は元幕内・時津海で、元時津風親方です。
木竜皇は幼いころから力士を目指し、青森・三本木農高を卒業後は、父の時津風部屋に入門する予定でした。
しかし、父の退職をきっかけに弟の春雷とともに立浪部屋に入門しています。
木竜皇は「小さい頃から力士になるのが夢だったので、こういうこと(父の退職)があろうと挑戦しようと思っていた。兄弟で入門したので、つらいことも苦しいことも分け合って切磋琢磨(せっさたくま)したい。まずは関取を目指して頑張っていきたい」と話した。
スポニチ
木竜皇は本名「坂本博一」といい、がっちりとした体格で、今後が期待されています。
墨田区立両国小学校1年生の時から、草加相撲練修会で相撲を始め、白鵬杯で優勝した経験もあります。
小学校卒業後は寮生活で、柏市立柏第二中学時代は、3年生のときに、全国中学校相撲選手権大会および全国少年相撲選手権大会で団体優勝を経験しています。
青森県立三本木農業高等学校では、相撲部の主将を務め、父の後を追うように力士となっています。
父・時津海はなぜ引退した?
父の時津海正博(坂本 正博)は、長崎県福江市出身で、時津風部屋に所属した元大相撲力士です。
右四つ左上手での理詰めの相撲で好戦的でしたが、2005年は怪我もあって十両に落ち、幕内下位に低迷した時期もありました。
それでも2005年7月に2度目の十両優勝を果たし、長く地力を保ち続けました。
しかし2007年10月9日、時津風部屋力士暴行死事件の影響で、15代時津風こと山本順一氏の後継として、部屋を継承することとなります。
そのため、不本意ながらも急遽現役引退することとなりました。
本人も「まだ燃え尽きていない」と現役へのこだわりを見せたものの、説得を受け入れ、16代時津風となりました。
「事件直後、先代の部屋に呼ばれ、こう言われました。『オレは(相撲協会から)解雇されるだろう。オマエ、引退して親方になれるか』と。現役に未練がなかったと言えばウソになります。ただ、当時は幕内下位に低迷し、力士として限界を感じていたのも事実です。」
サンスポ
先代からは親方の引き継ぎもなく、就任後は過酷な現実が待っていたそうです。
暴行事件の遺族や全国後援会に謝罪する日々で、厳しい言葉を投げられたこともあったそうです。
自分がおこした事件ではないのに、理不尽な攻めを受け続ける毎日でした。
騒動が落ち着いても、なかなか親方としての自覚が芽生えず、苦労したそうです。
それでも持ち前の生真面目さと人望で、新しく出来た後援会に部屋の運営を手伝ってもらい、だんだん仕事も落ち着いていったそうです。
なぜ解雇された?
時津風親方は、日本相撲協会の新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに違反し、風俗店やマージャン店に出入りするなどしたとして、親方を退職することとなりました。
実質クビ勧告だったようです。
当時協会では、不要不急の外出を原則禁じており、以前もゴルフ旅行をするなど指針違反をしたとして、降格処分を受けていました。
3度目の違反ということで、クビとなってしまったようですね。
時津風親方は、酒もタバコもやらないので、気晴らしがパチンコや麻雀くらいしかなかったそうです。
最初の不祥事は、2010年6月の野球賭博でした。
3度目のコロナ禍中の違反については、当時急性膵炎での入院生活中のストレスがあり、妻とも関係が悪化していたことから、犯してしまった過ちだと反省しています。
急性膵炎では3週間ほど寝たきりの生活で、20キロも痩せたそうです。
この解雇によって、息子の木竜皇は時津風部屋に入門するべきか再考し、立浪部屋に変更したということですね。
木竜皇の弟は力士・春雷
木竜皇の弟・春雷は、兄と同じ立浪部屋へ入門しています。
兄を良きライバルと思っているそうで、「関取のようなお相撲さんになりたい」と話していました。
3学年差の2人はともに名門「柏相撲少年団」のOBで、幼少期から飛躍が期待されていました。
兄弟ともに、中学1年生の時から親元を離れ、ひたすら努力してきたようですね。
兄弟仲もいいそうですが、性格は異なり、兄の木竜皇はユーモアあふれるタイプだそうですよ。
弟の春雷は真面目で、我が強くてストイックなタイプだそうです。
どちらにも、違った良さがあるということですね。
2人とも時津風親方と同じ右四つで、木竜皇は父とおなじ組んでからの攻めが、春雷は前に出る力強さがあるそうですよ。
木竜皇は宇良に似ている!?
木竜皇は幕内の宇良によく似ている、と言われるそうですよ。
たしかに顔全体の雰囲気が似ていますよね。
本人からも「僕に似ているね」と言われ、「公認そっくりさん」だそうで、「宇良関の低さは勉強になる」と、学ぶところはたくさんあるようです。
宇良は大阪府寝屋川市出身で木瀬部屋所属の大相撲力士で、最高位は西小結です。
平成4年度生まれの関取「花のヨン組」の1人です。
木竜皇は、「宇良関ぐらい、強くなれるよう頑張りたい」と話しているそうですよ。
まとめ
今回は、木竜皇の父や兄弟について、紹介しました!
木竜皇の父は元幕内・時津海で、元時津風親方で、度重なる不祥事により、退職した過去がありました。
弟の春雷も力士となっており、兄弟そろっての活躍が期待されています。
今後の情報にも注目ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。