バスケットボールワールドカップ2023が開幕し、日本代表が見事、パリオリンピックへの切符をつかみましたね！
今回のワールドカップで大活躍を見せたのが、ジョシュ・ホーキンソン選手です。
アメリカ出身のホーキンソン選手ですが、なぜ日本代表で戦っているのでしょうか？
今回は、ジョシュ・ホーキンソン選手の国籍や帰化までの経緯について、調査しました！ぜひ、最後までご覧ください。
ジョシュ・ホーキンソンは日本語が上手だけど国籍は？
ジョシュホーキンソン選手は、大学卒業までアメリカで生活しており、日本国籍を取得したため、日本代表として試合に出場できるようになりました。
現在の国籍は、日本ということですね。
大学卒業後、プロになったタイミングで日本に移住し、2023年2月10日に日本国籍を取得しています。
来日後の数か月は、ひどいホームシックに陥ったのですが、日本の文化になじむために、必死で日本語を猛勉強したそうですよ。
今でも勉強を続けているそうですが、とっても日本語が上手ですよね！
今はインタビューなどで英語を使うこともありますが、だいたいの日常会話は話すことができます。
来日当初、日本語はまったく分らないレベルだったようですが、来日6年でここまで上達するとは、すごいですよね。
帰化申請は書類提出や、日本語のスキルを問われる審査もあるとか。
ホーキンソン選手は、その厳しい審査を最短期間でクリアしたそうで、相当努力を重ねたのでしょう。
また、箸も上手に使えるそうで、まぜそばやサラダも、フォークより箸の方が食べやすいそうですよ。
他にも、日本の歌手が大好きで、カラオケでJ-POPを歌うそうです。
両親の国籍はアメリカ
両親は共に元プロバスケットボール選手で、アメリカ人です。
父・ネルズはノルウェー、母・ナンシーはデンマークでプレーしていました。
父は現在、バスケットボール関係の大会や旅行を企画する会社を経営しており、WBCAの委員やアメリカ代表団副団長もつとめています。
女子バスケットボールチームのコーチを務めたこともあり、バスケットボールに深く携わっているのですね。
ホーキンソン選手が日本に帰化することに、ご両親は理解を示しているそうです。
ご両親も日本が大好きで、年末年始には長野まで試合を観戦しに来てくれたそうですよ。
「国籍を取得する前に自分がどんな環境で過ごしているか、周りの人々から愛されているかを知ってもらうことができたのは良かった」
サンケイスポーツ
ホーキンソン選手の姿を見て、納得して応援してくれているようですね。
ジョシュ・ホーキンソンの帰化までの経緯
ホーキンソン選手が日本に帰化したのは、「お世話になった人に恩返しがしたい」という思いが強いようです。
両親ともにプロバスケットボール選手だったホーキンソン選手は、13歳で、すでに身長が190cmを超えていました。
恵まれた体格と運動神経抜群だったホーキンソン選手は、高校までは、野球とバスケットボールの二刀流だったそうです。
高校時代には150キロ近い球を投げ、ピッチャーとして将来有望と言われていました。
子供のころから野球の方が上手だったというホーキンソン選手ですが、大学以降、バスケットボールに打ち込むようになります。
強豪リーグで驚異の実力を発揮し、オールスターチームにも選ばれました。
将来の夢は、NBAでプレーすることでしたが、オファーは来ず、挫折を味わいます。
そんな中、ホーキンソン選手は、日本でプレーすることを選びます。
日本では大きくて技術がある選手が好まれると聞き、日本のBリーグのトライアウトに参加し、ファイティングイーグルス名古屋からオファーを受けました。
日本ではホームシックに
しかし当時、日本のことを何も知らなかったホーキンソン選手。「イチロー、任天堂、寿司しか知らなかった」と話していました。
単身知らない土地に移り住むのは、相当勇気がいったでしょう。
来日して数カ月は、言葉や文化の違いに戸惑い、友人もいない孤独感で、ひどいホームシックに陥ってしまいます。
そんなとき、周りの人たちが、日本での生活を支えてくれたそうですよ。
だんだん日本を好きになった、ホーキンソン選手。自分を成長させてくれた人たちに、恩返しがしたいと思うようになります。
そして、日本人として日本代表選手になることで、自分を誇りに持ってほしいと思い、帰化を決意しました。
イチローとの関係
ホーキンソン選手は、地元のシアトル・マリナーズのファンで、イチロー選手をリスペクトしていました。
そのことも、日本への関心を深めた理由でした。
2023年6月にはイチロー選手と対面を果たし、ユニフォームを交換しています。そのとき、「ワールドカップ、頑張って」と直接エールをもらったそうですよ。
イチローさんのことを「スーパースター。」といい、引退試合は、現地で見たそうですよ。
ホーキンソン選手は、イチローさんがいなければ、日本のことをよく知らなかったと話しています。
日本にうまく馴染めず、ホームシックでアメリカに帰りたかったときは、プレーにも影響が出ていたというホーキンソン選手。
そんなとこき、父のネルズさんが「外の世界を見て冒険しろ」「もっと外に出て文化を受け入れろ！」とアドバイスしてくれたそうです。
また、名古屋で2人の父親代わりと出会ったことで、だんだん日本を愛するようになっていったそうですよ。
そして、幼いころから憧れた、イチローさんへのリスペクトが今でもあるといいます。
「イチローはアメリカに来て伝説になった。自分も帰化し、日本代表となって活躍したい」という思いもあったそうです。
日本に帰化するという決断の裏に、イチローさんへの憧れが影響しているのですね。
外国人が日本代表になる条件は？
バスケットボールワールドカップで、日本代表になるための条件は何なのでしょうか？
- 日本国籍を持っている
- 他の国の代表だったことがない、もしくは元代表でその国の許可を得ている
- 帰化選手は1名のみ
日本国籍を持っているということが、最低条件なのですね。
また、帰化選手はチームに1名だけしか許可されないので、代表争いは必須だったでしょう。
ホーキンソン選手は大柄な体型や、アメリカでの試合経験、スピードとスタミナがあるのが強みなので、日本代表に選ばれるべくして選ばれたのでしょう。
まとめ
今回は、ジョシュ・ホーキンソンの国籍や帰化までの経緯について、紹介しました！
日本帰化のきっかけは、日本のスターであるイチローさんの影響が大きかったことでした。
日本に慣れるまでには、とても苦労されたと思いますが、日本を好きになってくれて、素晴らしいプレーで魅せてくれることに、感謝しつつ、今後も応援を続けたいです！
今後の情報にも注目ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。