2018年7月に日本代表監督に就任した森保監督。
日本人監督として初めてとなるU-24日本代表監督と兼任している森保監督ですが、ネット上では森保監督解任の声が高まっています。
「固定メンバーでやれば」という森保監督の発言に失望したファンも多数いました。
そこで、なぜ森保監督解任の声が高まっているのかについて紹介します。
森保監督の解任を求める声が増えた理由は3つ!
なぜ森保監督の解任を求める声が増えたのか調査したところ、具体的な3つの理由が見つかりました。
それぞれ1つずつ詳しく解説します。
理由1:選手任せによる戦術的要素の不足
1つ目の理由は、選手任せによる戦術的要素の不足です。
森保監督は日本代表監督に就任して以降、一貫して選手の主体性と自主性を強調しており、選手1人1人に状況に応じたプレーを判断し、修正しながら戦うことを求めています。
たしかにサッカーはその場の状況が目まぐるしく変化するため、ピッチに立つ選手が自分で考え判断し、素早くかつ正確に実行していかなければいけませんよね。
しかし、森保監督は選手の自主性を重視しすぎて、結果的に選手任せの戦い方になっている印象を受けます。
選手自らアクションを起こしてうまくいかなかったときや状況が悪くなったとき、外から試合を見ている監督が適切な指示を出し、冷静に修正していかなければいけません。
ネット上でも、森保監督の選手任せのサッカーに疑問視する声が数多く見受けられました。
「森保監督、選手に成長求めるより監督自身が成長してほしい。選手任せにも程がある」
「森保監督の何が嫌なのかって 戦術を整備したり、相手に対しての対応をあまりしてないのにも関わらず、 インタビューで選手の成長が〜とか選手任せの感じが出てるから嫌なのよ」
twitter.com
組織的なチームを前に、個人のみの力で戦うにはどうしても限界がありますが、なんとか選手と監督が互いに自主性を持って戦っていってほしいですね。
理由2:試合展開や相手に合わせた対応力不足
2つ目の理由は、森保監督の試合展開や相手に合わせた対応力不足が挙げられます。
2019年に行われたアジア杯では、決勝で過去6戦負けなしのカタール代表相手に1-3で完敗。
中盤で数的優位の状況を作り出され、ボランチが相手に引っ張られ空いたスペースを利用される場面が多く、日本代表は最後まで修正出来ず相手にペースを握られていました。
2021年9月に開幕されたアジア最終予選では、オマーン代表にホームで0-1と敗戦。
オマーン代表は日本代表の戦い方を徹底的に分析。
日本代表は強みを消されて終始流れは悪く、それでも試合の中で森保監督はプレースタイルを変えず、結果的に最後まで得点を奪えませんでした。
スポーツ記事ではこのように敗戦の理由を書かれていました。
「敗因は同じだ。試合中の采配が柔軟性に欠けるのだ。森保監督は相手の戦いかたに応じて戦術を修正したり、選手交代で流れを変えたりすることが苦手だ。
指揮官の采配で勝ったと言える試合が、ほとんどないのである。」
www.gqjapan.jp
試合の流れが悪いときや失点されたとき、相手に対応されたとき、監督はリスクを冒して修正し変化を起こさなければいけません。
日本代表MF三笘薫選手も戦術についてこのように語っています。
「チームとしてもボールを持った時に、ニアゾーンなどを取りにいくことを共有するのか、そういうバリエーションが少ないと感じます。」
「毎試合こういう流れになってしまう。チームとしてどうやって攻めていくか、決まり事ではないですが、色んなものを持たないといけないと思います。」
news.yahoo.co.jp
と疑問を抱いているという報道もあります。
何かしらの明確な意図を持った戦術的対応ができなければ、カタールW杯で勝利を収めることも難しいのが現状かもしれませんが、なんとか修正して勝利をものにしてほしいですね!
理由3:選手交代のタイミングや意図が不明確
3つ目の理由は、選手交代のタイミングや意図が不明確な点が挙げられます。
森保監督が日本代表に就任して以降、疑問視する声として多いのが、「選手交代のタイミングが遅い」「意図が伝わらない」ということです。
これまでの試合をもとに、森保監督の交代カードの使い方を振り返ってみると、以下4つの特徴が挙げられます。
- 交代枠を使い切らない
- 選手交代が相手チームより遅い
- 交代するタイミングが後半ラスト10分前後が多い
- 流れを変えられる選手というよりも個人技術に特化した選手を起用
森保監督は負けている試合であっても、5人の交代枠のうち3人しか使わなかったり、3人の交代枠のうち1人しか使わなかったりした試合もありました。
さらに、交代するタイミングも相手チームより遅く、常に先手を取られている状態で、ラスト10分前後に動くことも多いです。
選手交代は試合の流れを変える1つの手段であり、場合によっては流れを取り戻し得点を奪える可能性も広がります。
リスクのある決断ではありますが、監督は常にその試合展開によって適した選手を起用することが重要です。
しかし、森保監督は相手の出方に合わせて修正するための選手交代ではなく、個人能力がありワンチャンスをモノに出来そうな選手を起用する傾向があります。
スポーツ記事でも采配について、このように指摘されていました。
「ここで上手いことよろしく頼む」。そんな心の声が聞こえそうな、まるでホームランバッターや守護神の個人能力に頼る野球采配だ。
spaia.jp
森保監督のやり方について「まるで野球采配だ」という声もあり、ファンの間でも納得のいかない采配が多いのも、森保監督の解任を求める声が多い1つの理由かもしれませんね。
森保監督の「固定メンバーでやれば」に失望したファンの声まとめ
2022年6月14日に行われたキリンカップ、日本代表はチュニジア代表と対戦し、0-3で完敗。
チュニジア代表との対戦後、森保監督は
「結果は踏まえてこの悔しさを次に生かすこと、自分たちの勝利に結びつけられるようにしなければいけないということ。」
「この4試合固定したメンバーでずっとやればもっとスムーズにいけたと思う。」
news.yahoo.co.jp
しかし、森保監督のここで問題となったのが「固定メンバーでやれば」という発言でした。
そしてネット上では、このようにさまざまな失望したファンの声が見受けられました。
森保監督の発言は、「固定メンバーなら勝てた」「控え選手だから負けた」という意味にも感じられ、監督の発言とは思えないと感じてしまったファンも多かったのではないでしょうか。
しかし、この代表ウィークでは28人を招集し、4試合で25人が出場するなど、森保監督は数多くのメンバーを起用しました。
練習をしていた組み合わせ=固定メンバーということであれば、違う組み合わせにチャレンジした、色々な選手と競わせてチーム力向上を図ったという意図があったのかもしれませんね。
まとめ
今回は、森保監督解任の声が高まる理由についてまとめました。
選手任せの戦い方や選手起用の問題、相手に合わせた対応力不足など、ファンからは不満の声も上がっています。
カタールW杯まで残りわずかですが、選手、監督、ファンが一丸となって戦うことが重要なのかもしれませんね。
なんにせよ、森保監督にはなんとしてでもW杯で結果を残してもらいたいものです。
そして、これからも森保監督の活躍に期待し、これからも応援していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。