皆様こんにちは!
今回は昨シーズンのCL王者であるチェルシーに21-22シーズンから加入した、
ベルギー代表FWロメル・ルカク選手のプレースタイルやチェルシーでの現状、身体能力の秘密に迫っていきたいと思います!
ルカクの経歴とプレースタイル
日本代表がロシアワールドカップ時に対戦したベルギー代表との試合で出場し、活躍していたので記憶にある方も多いだろうと思いますが、まず最初にルカクという選手について深く触れていきたいと思います。
経歴
- 氏名:ロメル・ルカク
- 生年月日:1993年5月13日 (28歳)
- 出生地:アントワープ、ベルギー
- 身長:1.91m
- 体重:103 kg
- ポジション:FW
このように恵まれた体格を持ちながら足もかなり速く世界でもトップレベルのフィジカルの持ち主です。
しかし、幼少期は貧困で幼い時から家族を貧困から救いたいとの一心で昔サッカー選手であった父の影響でプロサッカー選手になるため、トレーニングに励んでいたそうです。
そして16歳の頃にベルギーの名門チームであるアンデルレヒトで念願のプロ契約、プロデビューを果たすことが出来たルカク選手は25試合で15ゴールのチームトップスコアラーになり、リーグ得点王を獲得。16歳10か月での得点王はベルギーリーグ最年少の記録を打ち立てることに成功しました。
そして、活躍が認められたルカク選手は17歳の時にイングランドの名門であるチェルシーへと移籍することになります。
しかし、チェルシーにはドログバやフェルナンドトーレスなど層が厚く若干17歳の選手が活躍するにはあまりにも難しい舞台でした。
そこでルカクは出場機会を求めて12-13にWBA、13-14にエバートンへローン移籍しました。
ローン中もしっかり結果を残したルカクは、2014年に当時のクラブレコードの2,800万ポンドでエバートンへ完全移籍を勝ち取ることが出来ました。
エバートンも屈指の古豪クラブであり元イングランド代表のルーニーなどを輩出しているクラブです。
このエバートンはルカクにとって最高の場所だったようで、チェルシー時代が嘘のように点を決め、その結果、2016-17シーズンには25ゴールやプレミアリーグ年間ベストイレブンにも選出されました。
エバートンで積み上げたゴール数は129試合で60ゴールです。
この数字はクラブの歴代最多得点記録タイの記録なのですが、これを3年半で達成するという偉業をルカク選手は成し遂げたのです。
そして、ルカク選手はその後に世界的にも有名なマンチェスターユナイテッドに移籍するというステップアップに成功しました。
しかし、デビュー当初は順調だったものの、ルカクはビッククラブ相手には活躍できないという欠点が現れ、ファンからは「雑魚専」と言われるようになってしまいました。
そして2年間ユナイテッドでプレーしたのちの2019年にイタリアの名門でかつて長友佑都も在籍していたインテルへクラブ記録になる8000万ユーロで移籍しました。
インテルでは水を得た魚のようにルカクはセリエAで23ゴールを記録し、さらにELでは11試合連続ゴールで大会記録を更新しました。
また、デビューシーズンとなった19-20シーズンはすべての大会で34ゴールを記録し、1997-1998シーズンのロナウドの記録に匹敵する活躍を見せつけました。
そして、翌シーズンの20-21シーズンもルカクの勢いは止まらず、セリエAでは24ゴール11アシストを残し、得点ランキング2位の地位を得ると同時にインテルのスクデット(優勝)獲得に貢献しました。
そしてインテルで輝かしい2年間を過ごし、21-22シーズンから10年ぶりになるチェルシーへと復帰しました。
しかし、またもやイングランドのビッククラブの熱に耐えられなかったのか、現在は一気にゴールペースが落ち32試合で10ゴールしか決めておらず当初の期待から大きく下回る結果となっています。
プレースタイルとチェルシーとの相性
次にルカク選手のプレースタイルについて話したいと思います。
ルカク選手の強みは大きく分けて3つあります。
- 前線でタメを作るためのボールキープの強さ
- 圧倒的フィジカルを生かしたドリブルとシュート
- 味方を活かすスキルフルな技術
この3つを活かして戦うのがルカク選手のプレースタイルです。
それがインテルでは遺憾なく発揮されていましたが、チェルシーではこのプレースタイルが合わず活躍できていません。
そして、サッカー界のレジェンドたちはこう考えているようです。
解決策はあるんだろうか? 彼がチェルシーのプレーに適応できるような解決策だ。チェルシーはプレスを好み、アクティブで3トップの位置を入れ替えることを好んでいる。
だが彼は真ん中にいるのが好きだから、状況に適応するのがとても難しくなる。
もう一度言うが、なぜ彼を獲得したんだろうか?」
ティエリ・アンリ
コンテ(インテルの監督)のもとでゴールから50メートルのところからプレーするのは楽だが、イタリアでのプレーとは違う話だ。
イングランドでは野獣のようなディフェンスがあり、彼は苦しんでいる。
ルカクにはそういう特徴がないからね。
チェルシーはルカクを試合に出すために自分自身を歪めている。
ルカクがチェルシーのやり方に従うべきだが、彼にはトゥヘルが求めるような特徴がない
アントニオ・カッサーノ
このように歴代サッカー界でも有名なこの2人が、ルカクとチェルシーの相性の悪さを説いております。
本人も相性の悪さ、活躍できない理由を自覚しているようで現在はインテルに戻る可能性も出てきているようです。
身体能力が最強と言われる理由
このように、現在は活躍できていませんがルカク選手が秘める身体能力は世界最強レベルだと言われております。
では何故言われるのか、それは191cm103kgから織りなす空中戦の圧倒的強さ、競り合いの強さ、体形からは想像できないほどのスピードの3つの圧倒的フィジカル要素から世界最強だと言われています。
このように表で見るとルカクはフィジカル面、スピード面のみならず様々な面で優れているのが分かります。
強靭な「フィジカル」で制空権を握り、相手にぶつかられても微動だにせずボールをキープする。その巨体にもかかわらず鈍重さはなく、トップスピードに乗ったルカクはそのフィジカルも相まって止めることはほぼ不可能。身体能力の高さは欧州でもトップクラスと言えるだろう。イングランドでプレーしたときは決定機を外す場面も目立ったが、インテルでは得点を量産。ゴールゲッターとしての完成度を高めている。
https://www.footballchannel.jp/2021/07/06/post427926/2/
このように、フットボールチャンネルさんでも語られているように欧州トップクラスの身体能力の持ち主だというのが分かります。
しかし、守備面では難があるようで現在チェルシーで苦しんでいる原因も守備なので実際に合致しています。
まとめ
今回の記事の内容を簡単にまとめますとこのような感じになると思います。
- ルカクは各国の名門クラブを渡り歩いてきた
- イングランドでは苦戦
- プレースタイルは3つの特徴で成り立つ
- ルカクとチェルシーの相性は悪い!
- インテルに戻るかも?
- 身体能力は世界最強クラス!
このような感じになるかと思われます。
現在ルカク選手はあまり活躍できておらず、インテルへの出戻りする確率が高いと思います。
実際に本人の口から現状に対する不満の声が漏れており、いち早く結果の残せるクラブへ移りたいようです。
今後のルカク選手の動向は要注目です!