今回は日本のプロ野球では沢村賞を2回獲得するなど名実ともに日本を代表するピッチャーで2016年よりメジャーリーグに挑戦している前田健太選手の年俸推移についてお話していきたいと思います!!
前田健太の年俸の推移は?
最初に前田健太選手の年俸推移について広島時代とドジャース時代、ツインズ時代の時系列でまとめてみたいと思います。
広島カープ時代の年俸
年 | 年俸 |
2007年 | 800万 |
2008年 | 800万 |
2009年 | 2500万 |
2010年 | 4800万 |
2011年 | 1億5000万 |
2012年 | 1億5000万 |
2013年 | 2億1000万 |
2014年 | 2億8000万 |
2015年 | 3億 |
このような感じになります。
前田健太選手は名門中の名門であり、プロを80人以上輩出しているPL学園出身です。
プロ加入前から評価は高く、プロ初年度には800万円手にしており、2010年には沢村賞、ベストナイン、最優秀投手の3つの賞を受賞するほどの大活躍をした影響で翌年の2011年には1億5000万円を手にしています。
また2013年にベストナインを、2015年には沢村賞とベストナインを同時受賞しています。
このように日本時代には野球史に名を刻むほどの活躍をなさりました!!
ドジャース時代の年俸
前田健太選手は日本で大活躍したのちに2016年1月、ドジャースと8年総額2500万ドル+出来高の最大1億620万ドルで契約を結びました。
年 | 年俸 |
2016年 | 300万ドル(3億1700万円) |
2017年 | 300万ドル(3億1700万円) |
2018年 | 300万ドル(3億1700万円) |
2019年 | 300万ドル(3億1700万円) |
この数字を見て「あれ、少なくね?」と感じた人は生粋の野球好きだと思います(笑)
実際に同じくメジャーリーガーのダルビッシュ選手は2016年には10億円ほどの年俸を手にしていますし、菊池雄星選手は2019年に8億円の年俸を受け取っています。
これを見てみると、ほかの日本人メジャーリーガーと比べてみても少ないということが分かります。
なぜ少ないのかという理由は次のテーマにまとめてありますのでご安心ください!
ツインズ時代の年俸
最後に2020年にトレードで移籍が決定したツインズ時代の年俸についてみてみたいと思います。
年 | 年俸 |
2020年 | 300万ドル(3億1700万円) |
2021年 | 300万ドル(3億1700万円) |
このような感じでドジャース時代と年俸自体は変わらない結果となりました。
やはりほかの日本人選手と比べたら少ないですよね。
ではつぎに何故前田健太選手の年俸が少ないのかについてお話したいと思います。
前田健太の年俸が安いと言われる理由は?
前田健太選手は日本でもアメリカでもしっかりと活躍して成果を残しているのにも関わらずなぜ前田健太選手の年俸は安いのでしょうか?
結論から申しますと年俸が低い原因は出来高制(インセンティブ)という制度のせいです。
インセンティブの詳細はこちらになります。
<投球回による出来高>
90回以降190回まで、10回ごとに+25万ドル(約2700万円)
200回到達で+75万ドル(約9000万円)
<先発回数による出来高>
15先発で+100万ドル、20先発でさらに+100万ドル
25先発でさらに+150万ドル、30先発でさらに+150万ドル
32先発でさらに+150万ドル
90回投球達成 25万ドル(3000万円)×8年以降10回刻みで25万ドル×8年
<先発回数による出来高>
トレードされるたびに100万ドル、毎年日本-ロス往復ビジネスクラス航空券、専属通訳、スタッフに交通費、宿泊費、ビザ取得費用の支給
ではなぜ前田健太選手はこのような条件を飲み込んだのでしょうか?
前田健太選手の代理人はダルビッシュ選手の大型移籍を実現したとても有能な方なのでこのような不利益な契約を簡単に結ぶとは考えられません。
実は、前田健太選手自身がロサンジェルスでのプレーを渇望していたらしく、実質ドジャース一択状態だったようなので球団からは実力や成果以下の年俸を提示されたようです。
そして代理人が提示した金額より下回っている部分を埋めるために球団側が提示したのがこの出来高制(インセンティブ)だそうです!
それでしたら、前田健太選手がこのような条件を吞んだことも少しは理解できますね!
まとめ
今回の内容を簡単にまとめますとこんな感じになります。
- 広島カープ時代は最高3億円!
- ドジャース、ツインズ時代は3億1700万円!
- ほかの日本人選手より少ない!
- 少ない理由は出来高制度のせい!
- 前田健太選手はロサンジェルスでプレーしたかった!
このような感じになると思います。
前田健太選手は2021年9月にトミージョン手術という肘の手術を行っており、ダルビッシュ選手も行ったこの手術は、復帰するまで1年ほどかかると言われていまして恐らく2022年の当番は厳しいと思います。
なのでこの1年間はしっかりとリハビリして2023年に大復活できるよう準備をする1年になってほしいですね!
今後の前田健太選手には要注目です!!